お遍路ブログ

愛媛県

雪に閉ざされた遍路道を越えて vol.1

いよいよこの日がやってきました。前回、雪の積もった峠を二つ越えたグループ、その続編。

今回は更に雪の多い方へ、45番岩屋寺さんを目指して歩きます。  前回→冬の久万高原へ、第二ラウンド vol.2

 

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44番大宝寺さんスタート。この辺りから、早くも雪の登場です。

直近の2月連休、全国的に雪が積もった時の物でしょう。久万も例外なく降り積もりました。

 

峠御堂(とうのみどう)を越えるのにも、一苦労

積雪地では例によって、男性に前を歩いて道を踏み固めてもらい、女性がその後ろを進んで行きます

 

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下りは危険! でも無かったりします。

雪が新しいと、滑らず埋まります。ころんでも痛くありません。その分パワーが要ります。

とは言え、道がわからず踏み外したら谷間へ真っ逆さまなんてことは大いに考えられます。その点、要注意

 

峠御堂(とうのみどう)トンネルに下りて来て、県道合流

 

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それにしても、天気が良いこと。この一日で雪はだいぶ融けて、減ったことでしょう。

・・・一概にそうは言えないようですが

 

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河合休憩所前にて、昔の宿場を案内する私

ここは遍路道中では珍しい、打戻(うちもどり、同じ道を2度通る)ルート。

昔はこの集落の宿に一泊、翌日大きな荷物を置いて45番岩屋寺さんに向け出発。

一日かけて行って戻って、再びこの河合集落で一泊

最初の宿泊から翌々日、荷物を全て持って46番さんに向かって出発する

そんな定番ルートだったようです。

 

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八丁坂と言って、45番岩屋寺さん手前にある急坂を目指します。

今回は、足跡がありませんでした。これは、グループみんなで作った道

 

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雪の重みかして、倒木が多いですね。看板(道標)が倒れないといいのですが。

 

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八丁坂頂上に上がると、視界が開けます。天気が良いので、休憩も取り易い

ここからは稜線を進みますが、片側は崖! 針路は慎重に。

 

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登ったり下ったり、近いようで雪があると倍遠い気がします

 

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無事、45番岩屋寺さんに到着したのは、16時半過ぎ。

予想外に時間がかかりました。雪の上で、予測は立たないですね。

 

参拝を済ませて山を下りて、本日の宿泊先・古岩屋荘さんに到着したのは、18時過ぎ。

真っ暗一歩手前になりましたが、皆さん一生懸命歩きました。

 

 

2日目に続く

 

 

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文 : 四国八十八ヶ所霊場会公認先達 / 四国六番安楽寺出家得度  野瀬照山

 

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