巡拝お寺ガイド

鶏足山 宝憧院 けいそくざん ほうどういん こんぞうじ
第七十六番札所 金倉寺

第七十六番札所 金倉寺

天台寺門宗の開祖・智証大師生誕の地

御詠歌

まことにも神仏僧をひらくれば真言加持の不思議なりけり

本尊

薬師如来

真言

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

宗派

天台寺門宗

開基

和気道善

お寺の歴史・全体像

智証大師は弘法大師の姪を母に持つ、天台寺門宗の開祖です。弘仁5年(814)に生まれ、幼少の頃から教典を読んでいました。霊感も強く、今でいう大霊能者だったようです。5歳の頃、大師の前に訶梨帝母尊(かりていもそん)が現れたと伝えられています。仁寿3年(853)には唐へ留学。天安2年(858)には天台密教を学んで帰国。やがて延暦寺第五代座主となりました。

金倉寺が創建されたのは、善通寺よりもさらに半世紀近く古く、宝亀5年(774)のことです。智証大師の祖父・和気道善が建てたもので、当時は道善寺と称していました。大師が唐から帰国した後、しばらくこの寺に滞在したといいます。先祖の菩薩を弔うため、唐の青龍寺を模して伽藍を造営して、薬師如来を自ら刻み本尊として安置しました。大師は寛平3年(891)に入寂したが、延長6年(928)、醍醐天皇の勅命により地名から金倉寺と改名しました。当時は広大な境内と132坊を有して繁栄していたが、南北朝、戦国時代と度重なる兵火によって全て焼失してしまい、唯一無事だったのは大師が唐に渡る前に両親に贈った自画像と本尊のみでした。

お寺について

  • 本堂

    仁王門を抜けると、正面に大きく立派な本堂があります。戦乱により焼失してしまったが、再興が繰り返され、今の本堂は昭和の時代に入ってから改築されたものです。そんな歴史の盛衰とはうらはらに、広大な境内は実に閑静で、本尊の薬師如来も穏かな表情です。

  • 大師堂

    中央にある智証大師像と共に弘法大師像も安置しています。二人は「讃岐の五大師」に数えられており、「大師」の称号を得るということは、僧にとって最高の名誉なのです。他には道興(どうこう)、法光(ほうこう)、理源(りげん)の5人のことです。

  • 訶梨帝堂

    本堂すぐ横にある訶梨帝母尊を祀った御堂です。智証大師が5歳の時に訶梨帝母尊が現れ、大師への衛護を伝えたいという。訶梨帝母尊とは鬼子母神のことです。500人の子の母でありながら、いつも人の子を食べていたので釈迦如来が鬼子母神の末っ子を隠し、子を失った母親の辛さを教えたそうです。

  • 乃木将軍遺品展示室

    乃木将軍遺品展示室

    客殿内にある遺品展示室。愛用品、静子夫人の手紙や将軍の直筆、辞世の句が保存されています。閲覧は非公開だが、9月第一土・日曜に行われる乃木祭で一般公開されている。写真は大師堂の近くにある乃木将軍銅像。また、納経所の近くには「妻返しの松」もあります。

立ち寄りスポット

  • お砂踏み道場

    お砂踏み道場

    金倉寺境内に隣接するお砂踏み道場。お砂踏みとは、四国八十八ヶ所のお砂を踏んで本尊に礼し、四国霊場巡拝に替えようとする勤行です。様々な事情によって札所をまわれない人が、せめてお砂を踏み、病気平癒や厄除け、諸難消除など、ご利益にあずかろうというものです。お砂を踏む前に、お賽銭を奉じれば良い。

    金倉寺境内隣り  TEL : 0877-62-0845(金倉寺)

金倉寺までの地図

金倉寺までのアクセス

善通寺インターチェンジから観音寺市内向きに国道11号線へ。金蔵寺郵便局を左折すると、駐車場があります。

  • 善通寺インターチェンジからは約10分
  • 第七十七番札所の道隆寺まで車で約10分
金倉寺
住所 : 香川県善通寺市金蔵寺町1160
TEL : 0877-62-0845
寝坊 : なし
駐車場 : あり(境内入口・境内まですぐ、200円、50台)

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