巡拝お寺ガイド

得度山 潅頂院 とくどざん かんじょういん きりはたじ
第十番札所 切幡寺

第十番札所 切幡寺

千手観音になった娘を祀る古刹

御詠歌

欲心をただ一筋に切幡寺後の世までの障りとぞなる

本尊

千手観世音菩薩

真言

おん ばざら たらま きりく

宗派

高野山真言宗

開基

弘法大師

お寺の歴史・全体像

寺の開創は、遥か平安時代の古に溯り、弘仁6年(816)、弘法大師が旅僧姿で四国巡錫中この山麗に到った時、衣がそうとういたんでいました。弘法大師が近くの民家に繕いの布を求めると、家の中で機を織っていた娘が、織りかけていた布を惜しげもなく断ち切って差し出してくれました。これに驚くと「ご用にたてていただくのは新しいものでなくては・・・」という答え。この娘の好意に感動した大師は「亡き父母のために観音像を彫って下されば・・・」という娘の願いを聞き、一夜で千手観音像を刻むと、娘を得度(僧侶となること)させ、更に秘密潅頂を授けました。すると娘の身から七色の光明が放たれ、たちまち千手観音の姿に変わってしまいました。これが仏法の即身成仏。

そこで弘法大師は嵯峨天皇に奉請して一寺を建立したのが、この切幡寺の始まりです。寺は切幡山の中腹、標高155mにあります。山麓の山門から境内までの距離はかなり遠く、坂道と333段の階段が待っています。但し乗用車であれば、本堂がある境内すぐ近くまで車を乗り入れる事ができる。境内には本堂、大師堂、その奥に、はたきり観音の銅像、鐘桜、大塔、不動堂があります。

お寺について

  • 本堂

    この寺の本尊は2体あり、弘法大師の千手観世を南向きに、女人即身成仏の観音菩薩を北向きに安置しています。どちらも現存しているが、娘が化身した観音様は残念ながら秘仏として公開されていません。

  • 切幡寺大塔

    切幡寺大塔

    重要文化財の指定されている大塔。徳川2代将軍秀忠が大阪の住吉神宮寺に再建寄進したものを、明治維新の時神宮寺が廃寺となったため、第45世住職天祐上人が東西両塔あったうち、当時残っていた西塔を買い取り、明治6年(1879)から15年かけて移築しました。普通二重塔は三間四面のものが多いが、この塔は、五間四面と大きく、初重、二重の間という様式をなす大塔になっています。明治42年(1909)祝融の災に遭い、寺は1山23棟の伽藍を一夜にして失ったものの、この塔のみは火難を免れました。そのため現在でも元和4年の再興時のままの姿が残り、歴史的にも日本における重要な建造物になっています。

  • 自然景観

    自然景観

    山の中腹にあることから自然環境にも恵まれ、四季折々に様々な表情を見せてくれるのがこの寺のもう一つの特徴ともされています。山門から参道を登っていくと、のんびり森林浴を楽しみながら自然観賞ができます。特に春の季節は梅や桜が咲き乱れ、名所としても名高く、境内からの眺めも素晴らしいです。

切幡寺までの地図

切幡寺までのアクセス

土成インターチェンジから、国道318号線を左折して鴨島方面へ進み、県道139号線を市場町方面へ進んでいると看板がでているので道なりに進んで行くとたどり着きます。

  • 土成インターチェンジからは約25分
  • 第十一番札所の藤井寺まで車で約35分
切幡寺
住所 : 徳島県阿波市観音129
TEL : 0883-36-3010
寝坊 : なし
駐車場 : あり(山門横・境内横の二ヶ所・境内まで徒歩約10分、無料、30台)

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