巡拝お寺ガイド

薬王山 金色院 やくおうざん こんじきいん こくぶんじ
第十五番札所 国分寺

第十五番札所 国分寺

寺の長い歴史と古い町並みが溶け込む

御詠歌

薄く濃くわけわけ色を染めぬれば流転生死の秋の紅葉ば

本尊

薬師如来

真言

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

宗派

曹洞宗

開基

行基

お寺の歴史・全体像

天平13年(741)聖武天皇が天下泰平を祈願して建立した全国66国分寺の一つです。天皇の勅命を受けた行基が建設を指揮。当時の規模は寺領二町四方、鎮護国家の勅願所として七重大塔を備えた大寺院として知られていました。しかし寺は天正年間(1573~1592)長宗我部軍兵火によって、鳥瑟沙摩明王堂(うすさまみょうおうどう)だけを残して焼失しました。その後長く廃寺となっていましたが、寛保元年(1741)に藩の命令によって再建され、以来宗派も現在の曹洞宗となったそうです。

お寺について

  • 本堂

    山門をくぐって真正面に見えるのが本堂です。重層入母屋造りの本堂は、文化文政年間(1804~1830)に第九世光山文明和上によって再建されたもので、当時の歴史を彷彿させるスケールを持ちます。本尊の薬師如来は、行基自らが彫ったものといわれ、また堂内には、国分寺建立を指揮した聖武天皇と光明皇后の位牌が祀られています。

  • 庭園

    一般公開されていないが、国の名勝に指定するよう答申した庭。池泉観賞式の大庭園で築山泉水庭と枯山水が大洞門で連なった独特な様式を持っています。本堂西側に組まれた立石は、全国庭園随一の巨石として価値あるもののようです。

  • その他

    その他

    国分寺の中で唯一戦国時代の兵火を逃れた鳥瑟沙摩明王堂。鳥瑟沙摩明王とは弘法大師が唐から招来した仏で悪を降伏させて善へ導く役目を持つ諸尊。また眼と下半身の病に霊験があると言われ、家の中にかまどの神様や風呂の神様が祀られていたのと同じように、一般にトイレの神様と信仰され、不浄金剛とも呼ばれています。納経所では鳥瑟沙摩明王の礼も置かれているので、トイレの入口に貼っておくと下の病気も治るといいます。

  • 七重塔心礎

    七重塔心礎

    広い境内の片隅に、七重塔の心礎と言われる心礎石が置かれています。天平12年(740)国分寺造営詔勅の前年諸国に七重塔造営が詔られているので、天平年間(729~748)には建立されていたと思われます。この心礎は環溝型という珍しい形式で、塔の本の池か、興弾寺前のたんぼから発見されています。

国分寺までの地図

国分寺までのアクセス

藍住インターチェンジから県道1号線を徳島市内へ行き、国道192号線と合流すると石井町方面へと走っていると看板があるので、それに沿って県道123号線へ。

  • 藍住インターチェンジからは約25分
  • 第十六番札所の観音寺まで車で約10分
国分寺
住所 : 徳島県徳島市国府町矢野718-1
TEL : 088-642-0525
寝坊 : なし
駐車場 : あり(境内すぐ横・境内まですぐ、無料、15台)

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