巡拝お寺ガイド

七宝山 しっぽうざん じんねいん
第六十八番札所 神恵院

第六十八番札所 神恵院

一寺二札所は四国唯一のもの

御詠歌

笛の音も松吹く風も琴弾くも歌うも舞うも法のこえごえ

本尊

阿弥陀如来

真言

おん あみりた ていぜい からうん

宗派

真言宗大覚寺派

開基

日証上人

お寺の歴史・全体像

琴弾山(ことひきざん)の中腹に立つ神恵院と観音寺は、一つの境内に二つの札所がある一寺二札所で非常に珍しい構えとなっています。境内の隅に納経所があるが、観音寺の納経所も兼ねているので、二札所の納経が一緒にできるといい、お遍路さんにとってはありがたい札所です。開基はこの地で修行していた日証上人が八幡大菩薩を山頂に運び社殿に祀った事が始まりと伝えられています。行基、弘法大師ともこの寺を訪れました。大師来錫の折、自らが琴弾八幡の本地仏である阿弥陀如来像を描き第六十八番札所に定めました。しかし、明治時代の神仏分離令により琴弾八幡宮に安置されていた阿弥陀如来像は観音寺に移され、琴弾八幡宮と神恵院に分離し、それぞれ独立して神恵院は観音寺と同居の形となりました。神恵院は観音寺よりも一段高い所に位置します。

お寺について

  • 本堂・大師堂

    観音寺の境内を横切ると神恵院に続く石段へたどり着きます。現在、49段ある石段は急勾配であるが、本堂と大師堂の改修に合わせて20mほど南へスライドする予定です。よって、傾斜は緩やかになり今より登りやすくなるようです。弘法大師が描いた阿弥陀如来像は、上方に来迎阿弥陀三尊(らいごうあみださんごん)、下方に釈迦三尊が描かれており、鎌倉末期の作と伝えられています。大師堂は本堂の右手に静かに佇み、その屋根には小さな仏像が乗っています。辺りには西国三十三ヶ所の三十三観音が祀られ、地域の人々の信心の深さが伺えます。

  • 宝物館

    観音寺境内にあり、釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)をはじめ琴弾八幡本地仏像図(ことひきはちまんほんちぶつぞう)琴弾宮絵縁起図(ことひきぐうええんきず)など、国の重要文化財に指定された寺宝を数多く安置しています。釈迦涅槃像は、釈迦の臨終横臥の姿を彫ったものです。仏涅槃図は多く知られているが、彫刻されたのは日本でも数少なく、珍しいものです。檜材の寄木白木造りで全長74cm、藤原時代の作と推定されています。沙羅双樹の下で頭を北に向けて右脇を下にし、両足を重ね揃えて身を横たえ、大涅槃に入った釈迦入滅の劇的な一瞬を小さな像に巧みに表現しています。琴弾宮絵縁起図は、日証上人が琴弾八幡宮を造った由来を描いた大和絵。鎌倉中期の作品と言われています。これらの寺宝は寺の縁日でもある1月と8月の16日のみ拝観することが出来ます。

立ち寄りスポット

  • 興昌寺

    興昌寺

    現在は臨済宗東福寺派の禅寺であるが、開山は弘法大師で、古くは真言密教の道場であったと言われています。仏足石など多くの史跡も残されています。標高68mのなだらかな山道は、ミニ霊場八十八ヶ所として整備され、約1.5kmの散策道には興昌寺山古墳などもあり、手頃な散策コースになっています。

    住所 : 香川県観音寺市八幡町2-7-2  TEL : 0875-25-2672

  • 一夜庵

    一夜庵

    俳諧の祖・山崎宗鑑が結んだ書院造りの庵。千利休以前の茶道が形式化しない頃の茶室としても知られています。享禄元年(1528)の建築で、その後4回ほど修復されました。名の由来は、宗鑑が来客に一夜以上は滞在させなかったという「上は立ち中は日ぐらし下は夜まで一夜泊まりは下々の下の客」の歌からです。

    興昌寺境内  TEL : 0875-25-2672(興昌寺)

  • 根上り松

    根上り松

    興昌寺山散策道の途中にある、文字通り根の部分のほとんどが地上に露出した珍しいクロマツ。根は元々地中にはっていたが、周囲の地面の方が長年の風化浸食により下がってしまったため、このような不思議な形になった。根の太さ、1m、高さ3mのものが数本もあり、まさに自然が生んだ芸術品です。

    興昌寺境内  TEL : 0875-25-2672(興昌寺)

神恵院までの地図

神恵院までのアクセス

大野原インターチェンジから高松市内向きに国道11号線・県道8号線へ。
JR予讃線の踏切を越え、直進。財田川を渡れば、琴弾山麓に駐車場があります。

  • 大野原インターチェンジからは約15分
  • 第六十九番札所の観音寺まで徒歩5分(同じ境内)
神恵寺
住所 : 香川県観音寺市八幡町1-2-7
TEL : 0875-25-3871
寝坊 : なし
駐車場 : あり(石段すぐ横・境内まで徒歩2分、無料、20台)

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